2007-01-01から1年間の記事一覧

ピアノマン〜フランク・ウェーバー(2)

以前にこのブログで、僕の好きなピアノマンということでフランク・ウェーバーのことを書いたんだけど、彼と交流のある方がたまたまそれを読んで、少し前にメールをいただいた。そして、まったく驚く展開なのだが、その方を介してフランク・ウェーバー本人と…

5周年

ボズレコードの第一回作品、ariの「カザグルマ」というCDが発売されたのが2002年11月21日だから、今日でレーベル発足5周年ということになる。でも5年間で7タイトルしか出してなくて、これは5年以上続いてるレーベルのなかでは最少記録かもしれないと思ったが…

クッキーフェイス

ハンバーガーショップ、特にアメリカのチェーン店なんかのBGMで洋楽の懐メロがかかっているところがよくあって、元"洋楽オタク"としては曲が気になってしょうがない状態になることが多い。けっこう相手とシリアスな話をしている時に、「なんだっけこの曲」と…

ピアノマン〜バリー・マン

バート・バカラックやキャロル・キングなどと同じ時代にキャリアをスタートさせ、彼らとまったく遜色のない数の素晴らしいヒット曲を生み出している名ソング・ライター、バリー・マン。日本でも熱心なポップス・ファンからはしっかりリスペクトされているけ…

ピアノマン〜スティーヴ・ギブ

貪るように洋楽を聴いていた中三の頃(1979)、ケニー・ロジャースの「She Believes In Me」というバラードがアメリカで大ヒットしていた。その後、似たタイプのバラードがアメリカでも日本でもたくさん作られたので、ひとつのバラードの"型"を作ったスタンダ…

ブルース・スプリングスティーン「Magic」

ある程度長い年月音楽を聴き続けてきていると、中高生の頃夢中になった音楽がいかに無意識に、強く、自分に刻み込まれているかに気づかされる。そういう意味で、僕の最大の音楽的ヒーローはこの人だ。 最初に知ったのは音より先に写真だった。当時(1978年頃…

川合辰弥 代々木ブーガル・ライヴ

昨晩は川合辰弥のライヴがあったの代々木ブーガルへ。 彼の場合ひとりで弾き語りをやることが多いのだが、ブーガルではいつもバンドでやっている。ドラムスに元「ゲントウキ」の笹井さんに入ってもらって2回目のライヴだったが、かなりまとまってきて今後に…

矢舟テツロー 外苑前Zimagineライヴ

昨晩は矢舟テツローのライヴがあったので、外苑前Zimagineへ。 今回はジャズギタリスト/ヴォーカルでモデルでもある村松トマ君がゲストで出るというので、どんな感じか楽しみにしていた。トマ君はメーザーハウスという音楽学校を通して知り合って、デモ音源…

オズの魔法使い

昨日TVで「オズの魔法使い」をやっていた。 もう70年近く前に作られた映画なのだが、細かいところまで徹底して手間とお金を惜しみなく注ぎ込まれていて、やっぱり当時のアメリカの映画産業はスケールがすごいなあ、と思った。そして、耳に残るのはやっぱり…

馬場俊英 ETV特集「生きづらい時代の大人たちへ」

昨晩、NHKの教育テレビのETV特集を見た。シンガーソングライターの馬場俊英さんを紹介しながら、彼の歌に励まされる中高年層の再出発にかける姿を織り込んでいく内容で、僕はそこで紹介された人たちとまったく同世代でもあるのですごく興味深かった。 馬場俊…

ダニー・ハサウェイ

10月1日。今日はダニー・ハサウェイの誕生日らしい。もちろん彼は既に亡くなっているが、存命だったら62歳だ。どんなパフォーマンスをしていただろう。 彼は今では黒人の間だけに限らず日本の若いミュージシャンからも非常に尊敬されている存在であるが、彼…

ピアノマン〜川合辰弥ライヴ

昨晩は川合辰弥のライヴを見に下北沢BIGMOUTHへ。 ここは下北沢らしいムード(?)の濃厚な、弾き語りアーティストを集めたライヴ・バーだ。そういう”濃いめ”の人たちに混じって演奏するのも刺激になると思って今年の初めから時々ライヴをやってもらっている…

夏のポップス〜AOR

かなり一部の音楽ファン、特に1950年代終わりから1960年代に生まれの人たちの一部に今も静かに支持されているジャンル、AOR。1964年生まれの僕も時代的にも相当ど真ん中で、新潟の小さな町に生まれ育ったコンプレックスもあってか、その都会的なサウンドに猛…

夏のポップス〜ブライアン・ウイルソン

ブライアン・ウィルソンという人は、ある種の"わびさび"の感覚というか、人生のはかなさのようなものに対する感受性を、人間の許容量以上に背負わされた人なんじゃないかと思う。 仕事に向かうバスの窓から夏空を見上げながら彼の歌を聴いていると、自分がこ…

夏のポップス〜ボズレコード編

暑い日が続いているが、連日朝から晩までレコーディング・スタジオに入っているので本当はあんまり実感がない。今やっているのは女の子18人(!)という新しいアイドル・グループのレコーディングで、もちろんボズレコードの作品じゃないんだけど。5月にやっ…

ピアノマン〜ランディ・エデルマン

あまり知られていないピアノマンシリーズ。ランディ・エデルマン。 映画音楽ファンの人にとっては、あまり知られていないどころか、相当なビッグネームかもしれない。毎年何本もハリウッド映画の音楽を手がけている。アクションものからコメディーまで、幅広…

雨の日と月曜日は

梅雨が続いている。おまけに今日は月曜だ。そうすると、世界中の中高年のポップスファン同様(?)、僕もカーペンターズの「Rainy Days And Mondays」のメロディーが自然と浮かんでくる。実はそんなことが今までに何度もあるのだけど、そこでわざわざ曲を聴…

梅雨〜エリオット・マーフィー

梅雨だ。雨の歌ならそれこそ雨粒の数ほど(そんなにはないか、、)ありそうだけど、梅雨、雨期となると、そう思い浮かばない。少なくとも僕のCD棚にあるもので思いつくのは1枚だけ、エリオット・マーフィーのそのものズバリ「RAINY SEASON」というアルバム…

矢舟テツロー、レトロ・ジャズ?

昨日は矢舟テツロー主催ライヴ「BOP CITY」を見に渋谷公園通りクラシックスへ。このイベントは矢舟本人が気になるアーティストを招いて行っているのだが、最近はそのセレクト具合が絶妙になってきている。前回出演したトリオ・ロス・ミッシェル・ギンガも巷…

中島美嘉 NHKホール

昨日は中島美嘉のライヴを見にNHKホールへ。僕がプロデュースとちょっとマネージメント的に関わっているvividblazeの岡野泰也が彼女に楽曲を提供したので、呼んでもらえたのだ。彼女はいままで4枚のオリジナルアルバム(NANAをのぞく)をリリースしているん…

ピアノマン〜フランク・ウェーバー

先日の披露宴で歌う陣内智則をTVで見ながら、男のピアノ弾き語りへの憧れは今も変わらずあるんだなあ、と思ったんだけど、ピアノを弾ける男性に対する同性の感情というのは、他の楽器とちょっと違ったニュアンスがあるように思う。羨望に微妙に妬みがブレン…

ピアノマン〜ビリー・ジョエル

僕がこのブログをやっている「はてな」のキーワードではピアノマンというと、おととしイギリスの海岸で見つかった「謎のピアノマン」が真っ先にでてくることにちょっとびっくりしたが、ピアノマンといえば、自分で歌っていることからしてもやっぱりビリー・…

ピアノマン〜南青山マンダラ

昨日は矢舟テツローのライヴがあったので南青山マンダラへ。「Piano・man・day」という男性ピアノ弾き語りシンガー4人が出るイベントだった。いま僕のレーベルでは彼と川合辰弥の2人のピアノマンの作品をリリースしている。先月も代々木のブーガルでピアノ…

福場庸介「作品集」”1st Anthology”

ボスレコードからリリースしているariの「雨上がり」という曲でギターを弾いてもらっている福場庸介さん。 実はもう何年も会ってないんだけど、たまたま同じところに髪を切りに行っているので(下北沢の「パラッツォ」)、お店の方からなんとなく近況と言う…

フォノジェニコ「オレンジの砂」

以前の日記で、フォノジェニコのCD化されていない「オレンジの砂」という曲が好きだと書いたんだけど、なんとシングル発売(今日)された。さすがに今回はシングルらしいアレンジ(ストリングスとアコギが効果的)をほどこされてるけど、曲の魅力を損なうこ…

川口大輔ライヴ

昨日は下北沢440で 川口大輔のライヴを見た。彼がメジャーデビューする前に作曲家としての担当みたいなことをやっていたことがあって、(とはいっても定期的に曲を聴かせてもらって、「いいね〜。」とかほめるぐらいしかやってなかったけど、)彼の代表作の…

フォノジェニコ、バラードとは?

昨日は渋谷の7th Floorにフォノジェニコのライヴを見に行った。フォノジェニコは高山奈帆子さん(Vo/作詞)と川口潤君(Piano/作曲)のデュオで、彼らのサポートドラマーを北航平君(元ハムニカフン、今は川合辰弥のサポートもやってもらっている)がやって…

BJ.GIRLS、「エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ」について

昨日、渋谷eggmanにアイドルグループ「BJ Girls」のライヴを見に行った。理由あって、彼女たちのライヴは一年ぐらい前から、1〜2ヶ月に一度くらいのペースで見ている。みんな十代なのだが、ライヴはほとんど洋楽のカヴァーばかり、しかも当初はアンドリュ…