2008-01-01から1年間の記事一覧

川合辰弥 レコーディング

レコード会社を名乗っているくせに、昨年はとうとう一枚もCDを出さなかった。これではいかん、ということで、うちのレーベルの矢舟テツロー、川合辰弥、ふたりのピアノマンの新曲を録り始めることした。 で、今日は川合辰弥のリズム録りを吉祥寺のレダでやっ…

雨の歌(2)〜「雨色の僕と君」有賀啓雄

今日も雨ということなので、憂鬱な気分にならない雨の歌その2、有賀啓雄の「雨色の僕と君」。 彼は日本を代表するベーシストで、渡辺美里、藤井フミヤ、小田和正、槇原敬之など錚々たるアーティストのサポートメンバーをやっている。僕は仕事をさせてもらっ…

雨の歌〜「雨糸」村松邦男

午後から雨が降り出した。何となくさえない。こういう時は、雨が憂鬱なものに思えない気分にしてくれる雨の歌を聴きたいと思って選んだのが村松邦男さんの「雨糸」。作詞吉田美奈子さん、作曲村松さんの隠れた名曲。これは1985年に彼が発表したアルバム「ロ…

スティーリー・ダン

いつか読もう読もうと思っているうちに10年近い何月がたってしまっていた、スティーリー・ダンの評伝が先日手に入ったので、遅ればせながら読みながら時間を見つけては彼らの作品を最初から順番に聴いていた。 読みどころはなんといっても、彼らのレコーディ…

ピアノ・マン〜ジェラード・ケニー

金曜日に音楽ライターの金澤寿和さんに約10年ぶりにお会いしていろいろ話をさせてもらった。金澤さんと言えば、AOR系では右に出るものなし、という方で、この日も僕が昨年末からメールをやりとりしているフランク・ウェーバーについての話が中心だったが、そ…

You Must Believe In Spring

春の歌を思い浮かべるとき、いつも心にひっかかってくるのは「You Must Believe In Spring」という曲だ。ジャズ・ピアニスト、ビル・エヴァンスのアルバムタイトル曲としても有名な、美しい曲で、原曲はカトリーヌ・ドヌーヴが出てたフランス映画「ロシュフ…

エイプリル・フール

4月1日といっても、以前はとりたてて意識することはなくて、強いて言えば”マーヴィン・ゲイが亡くなったのがこの日だったなあ。(ちなみにこの人は4月2日に生まれている)”と思うくらいだったが、去年の4月1日にはじめての子ども(娘)が生まれたことで、個…

ベン・シドラン、ジョージィ・フェイム

昨晩はベン・シドランとジョージィ・フェイムのライヴを見に丸の内「コットンクラブ」へ。僕はこのふたりのアルバムはけっこう聴いているのだが、ライヴは初めてだった。それにけっこう聴いているとはいっても、両者ともに初期〜中期くらいの作品に集中して…

Liga Oriente「Four Seasons of Broken Bossa」

作曲家/トラックメイカーの藤本和則君。一般的に最も良く知られているのは、彼が作曲/編曲(トラックメイキング)したケミストリーのデビュー曲にしてミリオン・ヒット「PIECES OF A DREAM」だろう。しかし、その後もとても良質な仕事を続けていて、最近は…

リオのカーニヴァル

今日TVのニュースでブラジルのリオのカーニヴァルの模様を報じていたけど、実は僕もカーニヴァルを見に、じゃなく、踊りに、行ったことがある。 前のブログの続きになるんだけどが、1996年に僕はベイビーフェイスのアルバムの発売と同時に、ソニーミュージッ…

ベイビーフェイス ”プレイリスト”

Babyfaceの「THE DAY」というアルバムがリリースされたのは1996年、今から10年以上前だ。80年代半ば頃から僕は熱心にブラックミュージック,R&Bを聴いていたのだが、その当時一番惹かれたのがこの人だった。だから、彼のアルバムの担当ディレクターをやること…

ダン・フォーゲルバーグ

ダン・フォーゲルバーグの「ロンガー」が大ヒットしていたのは、確か僕が高校一年の頃だ。1月くらいだっただろうか、僕は風邪で高熱を出して、学校を休んだ。そして、その日は家でカセット・テープに録音した「ロンガー」を繰り返し、繰り返し聴いた。弱っ…

ロジャー・ニコルス

「ロジャー・ニコルス&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ」というアルバムが発売されて、今年で40年になる。僕が初めて聴いたのが1987年頃、20年近く前だ。ソニーミュージックに入社した時に、ポニーキャニオン(当時A&Mのカタログはポニーキャニオン…

すし二郎

年末から、なぜかNHKの朝ドラ「ちりとてちん」を見るようになってしまったんだけど、渡瀬恒彦の落語家の師匠というキャスティングには感心してしまう。お兄さんの渡哲也のほうは、「東京流れ者」「紅の流れ星」「仁義の墓場」などという映画に実は僕はけっこ…